何代もの職人さんが仕事を受け継ぎながら育てた「諸戸百年ヒノキ」
切り口に押された「ヤマモ」の印は、林業の中で上等品の証です



諸戸家は、１８００年代から続く家柄で、日本一の山林王と言われました。
この丹沢に山を開いたのは明治３０年代。

そのころから何代もの職人さんが、丹念に仕事を受け継ぎながら育て上げた
１００年生のヒノキ材が、今、こうして私たちのおもちゃになり
みなさまにお届けしていることになります。



私と諸戸林業さんの出会いは、ほんの偶然でしたが
大きな建築に使用した小さな端材などを、木のおもちゃ作りに有効利用しています。

昔からヒノキやスギ材は、建材であって、おもちゃなどの工芸品を作ることには、
木工業界にもお客さまにも、まだまだ抵抗ある方も多いと思いますが

広葉樹の流通量が減ってしまい、逆に針葉樹が使われなさすぎて
山に余る状況を考えれば、積極的にヒノキ材も使うべきかと思うのです。

私たちのおもちゃを作ってくれている職人さんたちも、ブナ材で作ることは
慣れていても、当初、ヒノキは初めてだというケースもありました。

私自身も初め、ヒノキは柔らかいから加工が簡単だと思いましたが
逆に難しく、ちょっとしたことで傷つきやすいですし
とても神経を使う木材でした。


木肌は白く繊細。ほんのり赤味も差す美しい木肌。


特に諸戸さんの百年檜は、目が詰まったきれいな木目です。

またヒノキの香りがよく、仕上がりたてのヒノキのおもちゃが並ぶと
部屋中がヒノキの香りで満たされていきます。

このヒノキで、お風呂や家を作れたらどんなに良いだろうと思いますが
手間がかかった木材だけに高価なのは事実です。

まずは、手に取れる大きさの、木のおもちゃをお使い頂き
日本を代表するこの木材を好きになってもらえればうれしいです。

そして広い意味で、輸入材や、外国製の木製品だけでなく
日本の木、日本の木工所が作る仕事を買ってもらえるような
きっかけ作りを、私のおもちゃで感じて頂くことが希望です。



諸戸林業さんウェブサイト　こちらからごらん下さい


いずれは、ご希望のお客さまが集まれば…丹沢の諸戸さんの山の見学ツアーでも
できればいいなと考えています。諸戸さんの山はキャンプ場もされていますので
ＢＢＱでもして、諸戸さんから、山のガイドをしてもらえたら楽しそうです。

文化財の森に指定された丹沢のヒノキ 昔から日本には、三大美林として 「木曽ヒノキ」、「秋田杉」、「青森ヒバ」があります。 また人工林では、吉野や天竜の杉がありますが この諸戸さんの丹沢の山のヒノキも 劣らない美しい木材と言われています。 それは文化庁の定めた「文化財の森」に 指定されていることでもわかります。 「文化財の森」は 国宝や重要文化財の修復や維持にも 木材を供給できる上質な木の産地に与えられるからです。 贈答品にもお使い頂きたい、都心に近い丹沢の山のヒノキ 木と山の手入れをすることは ５０年先、百年先も考えながら 計画的に手入れをしていきますので 目先の物事や利益に振り回される現代人には 途方もなくスケールが長くて 気が遠くなる話です。 ですがそれを我慢強く、毎日繰り返し 手を入れることで、こうした美しい木材が 使えるのです。 特に関東のみなさまには 身近にこのようなヒノキの産地があることを ぜひ覚えて頂き、丹沢の百年物のヒノキとして お祝いや贈答品などでお使い頂ければ きっと山に関わってきた職人さんたちも うれしいかと思います。

神奈川県秦野市丹沢産の百年檜で作ったおもちゃ グッドデザイン賞の「動物つみき」百年檜仕様 ほんのりと赤味のあるとても日本的な木肌 丹沢の名産として贈り物にお使い頂きたい フタ付収納木箱入り「あかちゃんつみき」百年檜仕様 子どもが遊びやすい犬とにぎにぎしやすい形状の 人形が乗った「仲よし車・犬」 百年檜の１枚板を贅沢に使った「１０人のりバス」 女の子も男の子も大切なおもちゃになります 寺内定夫の代表作品「汽車つみき」百年檜仕様 ゆったりした連結遊びを楽しめます